日本美味しいさかなばなし 京都うお旬がお届けするエピソード

「京都うお旬」の想い

はじまりは町の小さなお店

昭和29年に創業。京都市右京区で食料品・日用雑貨の小売店「松田商店」としてスタートしました。今では見かけることが少なくなった小さな商店です。そこでは地域に密着した商売をしていました。町の人たちとのコミュニケーション、活気のあるやりとりが繰り広げられていました。

「京都うお旬」の原点

それから13年後の昭和44年、近所にスーパーマーケット「カドノセンター」ができました。当時はスーパーマーケットがたくさん出てきた時代です。現社長と専務の父親でもある創業者の松田忠三は「カドノセンター」の担当者と話し合い、オープン時より塩干物専門店及び日用雑貨店として出店。京都市卸売市場での仕入れを確固たるものにし品揃えの充実を実現させました。

言わば、ここが「京都うお旬」の原点とも言えます。

当時から創業者は朝早くから京都中央市場に行き、「なんとしてでも美味しそうな魚をお客様に届けたい」という想いで買い付けを行っていました。最初は一見さんにはなかなか美味しい魚を卸してくれません。根気強く通い、コミュニケーションを重ねることで徐々に信頼を得ることができ、美味しい塩干物を取り扱うことができました。

毎日市場に行くこと。これは実は今でも続いている京都うお旬のこだわりのひとつです。

→裏話「京都うお旬 仕入れの秘密」

和食文化の中心地から美味しい魚を届けたい

和食文化の中心地から美味しい魚を届けたい

昭和57年、京都初の大型ショッピングセンター「京都ファミリー」にオープン時より塩干専門店として出店しました。平成元年には「京都近鉄百貨店」に出店。店舗が増えてきました。

そして平成9年、屋号を「京都うお旬」となりました。
京都は和食文化の中心地です。そこから旬の塩干物を届けたいという想いで名付けました。

今も思い出すのは創業者の父、そして父を支えていた母の言葉。

「良い魚を手に入れたい。楽しく買ってもらいたいし、美味しく食べてほしいから」

ふたりはそんなことを言いながら店頭に立っていました。

この想いは今でも忘れることはありません。さぁ今日も美味しい魚を買いに市場へ。皆様の美味しい食卓のために。

お客様にとっては思い出の一切れ

例えば西京漬けを作る過程では魚の身をカットしていくのですが、単純作業にならないように気をつけています。身の厚みが薄くなるとご家庭で調理したときの満足感が得られません。

「この魚美味しいね!」と言ってもらうためには「お客様にとって思い出の一切れ」になるかもしれない、と思って加工しています。

「この魚美味しいね!」

この一言はわたしたちにとってのエネルギーです。

ぜひ「京都うお旬」の魚を召し上がってみてくださいね!

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